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キュービック KC-LV280/832

　1995年のマイナーチェンジで発売された、キュービックの最終モデル。この世代から降るノンステップ仕様が登場しました。また、前代から受け継いだ前中ワンステップ車、フルワンステップ車(LV880)も生産されましたが、フルワンステップ車は前中ワンステップ車が普及したことにより、たった5台の製造にとどまり、他車との構造も異なりメンテナンス費用が掛かることから2012年までに順次廃車・解体されて、現存はしていません。ボディは、純正にも、オプションで、ジャーニーKのような2枚窓仕様が登場し、東武バスが最初に導入したことによって、「東武顔」などと呼ばれています。さらに、富士重工R17型Eボディや西日本車体工業96MCボディで架装された車両も存在します。

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KC-LV280

　KC-LV280は1995年に平成6年排出ガス規制(KC-)適合にあわせて、マイナーチェンジされた車です。リーフサスペンション仕様はKC-LV380で販売。前代からの変更点は、ステアリングおよび、メーターパネルの変更と、窓枠の上下縮小、オプション装備であった、コーナリングランプと角形テールライトが標準装備となりました。エンジンはV型8気筒エンジンである8PE1-S型エンジンと8PE1-N型エンジンを搭載。前代と同様、3扉車も製造されていました。また、純正ボディ以外にも、富士重工業、西日本車体工業などのコーチビルダーなども車体の架装を行っていました。Q尺も製造されており、三重交通で導入されていました。

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LV280のスペック

搭載エンジン:8PE1-N(240PS/2300rpm 834N・m/1400rpm 15201cc)
　　　　　　8PE1-S(285PS/2300rpm 1000N・m/1400rpm 15201cc)
ラインナップ:L尺(WB 4.8m)、N尺(WB 5.3m)、Q尺(WB 5.8m)
搭載トランスミッション:5速MT、OD付き5速MT

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KC-LV832

　KC-LV832は、1997年のモーターショーにて、「ノンステップバス」として発表され、翌1998年に生産が開始されました。エンジンは中型用の6HE1-TCN型エンジンを搭載しました。 トランスミッションは、ドイツのZF社製のAT"ECOMAT"を搭載しています。しかし、エンジンの出力が小さいため、高速道路や山岳地帯を走行できないため、主に都市部で走行されています。また、少数ですが、西日本車体工業で架装された車も存在します。

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LV832のスペック

搭載エンジン:6HE1-TCN(230PS/2700rpm 667N・m/1400rpm 7127cc)
ラインナップ:L尺(WB 4.8m)、N尺(WB 5.3m)
搭載トランスミッション:ZF社製4速AT ECOMAT

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CNG仕様 NE-LV288・KC-LV832L改

　NE-LV288は、KC-LV280のCNG仕様として登場した車です。1994年にKC-LV280*改がプロトタイプとして製造され、後の1995年に新しい排ガス記号「NE-」が登場しNE-LV288として生産が始まりました。リーフサスペンション仕様はNE-LV388で販売。搭載エンジンは、V型8気筒エンジンである8PF1型エンジンです。公営バス事業者などで導入されていました。床下にCNGガスボンベが設置されているため、CNG車にしては、すっきりとした外見となっています。Q尺は製造されませんでした。また、ディーゼル車同様、3扉車も製造されていました。

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LV288のスペック

搭載エンジン:8PF1(240PS/2100rpm 1079N・m/1000rpm 15201cc)
ラインナップ:L尺(WB 4.8m)、N尺(WB 5.3m)
搭載トランスミッション:ZF社製4速AT ECOMAT

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ノンステップ仕様は、1999年にKC-LV832Lの改造という名目で発売されましたが、 試験的な生産であったので、故障がよく頻発したようです。エンジンは、直列6気筒エンジンである6HA1型エンジンを搭載されていました。CNGガスボンベは、アルミライナー製で、軽量なため屋根に取り付けられました。現在のCNGノンステップバスの原型とも言えます。
全車が既に法で定められた耐用年数が過ぎており、その多くが廃車・解体されています。

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LV832L改のスペック

搭載エンジン:6HA1(190PS/2800rpm 608N・m/1000rpm 8226cc)
ラインナップ:L尺(WB 4.8m)
搭載トランスミッション:ZF社製4速AT ECOMAT

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