2007年8月29日、約15年ぶりのフルモデルチェンジをして発売されたMS96JP。エンジンは変わらず、様々な装置を付けて、よりクリーンな排気を出すようになり、より環境に貢献できる車に。「ファミリーアイデンティティ」、「エバーグリーン」、「クール&エモーション」、「ユニバーサルデザイン」の4つのコンセプトを元に、エアロバスはエアロエースに、エアロクィーンはそのまま名前を受け継ぎ、オールスケルトンボディとして新しく帰ってきた、三菱ふそうの大型観光バス。グッドデザイン賞を受賞した、このエアロエース・エアロクィーンを紹介します。
BKG-MS96JP
2007年8月29日に発売されました。エンジンは、PJ-MS86JP同様、6M70型を搭載していますが、コモンレール噴射方式、高精度クールドEGRとエンジン本体が改良されました。また、排ガス浄化システムとして、尿素SCRが初めて導入されました。これによって、低燃費、対環境も先代よりも一層よくなっています。前代同様左側のエンジンルーバーはなし、空調設備は直結型がオプションで、エアロクィーンには設定がなく、直結式がデンソー製、サブエンジン式は三菱重工製で、デンソー製はオプションとなっています。ドライバーズシートは、サスペンションシートが廃止され、固定シートのみとなりました。日産ディーゼル工業にOEM供給されており、BKG-AS96JPとなっています。
(名鉄バス BKG-MS96JP エアロエース サブエンジン式)
(名鉄バス BKG-MS96JP エアロクィーン サブエンジン式)