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日産ディーゼル工業 KL-UA452/272


KL-UA452

 KL-UA452は、2000年に平成11年排ガス規制に伴いモデルチェンジして発表された車です。 ホイルベースは、K尺、M尺、P尺、T尺の4種類で、T尺はエアサス高出力車のみの設定でした。 エンジンは過給機付直列6気筒エンジンのPF6HTA型エンジンとPF6HTB型エンジンが搭載され、PF6HTA型エンジンが標準出力のエンジンでした。車体は、西日本車体工業、富士重工業共に架装していました。のちにノンステップ改造扱いの車両も登場しましたが、型式はKL-UA452*AN改となりました。

(西東京バス 五日市営業所 C50302号車 KL-UA452KAN改)
(東京都交通局 北営業所 N-L747号車 KL-UA452KAN改)

KL-UA452のスペック


搭載エンジン:PF6HTA(240PS/2100rpm 834N・m/1300rpm 12503cc)
       PF6HTB(300PS/2100rpm 1177N・m/1300rpm 12503cc)
ラインナップ:K尺(WB 4.8m)、M尺(WB 5.3m)、P尺(WB 5.8m)
搭載トランスミッション:OD5速、DD5速

KL-UA272KAM

 こちらも2000年に、平成11年排ガス規制に伴い、前代のモデルをマイナーチェンジし、登場したのがこのKL-UA272KAMです。M尺は改造扱いとされ、KL-UA272KAM改とされました。 エンジンは中型用のMD92TA型エンジンを搭載。当初は型式認定がされておらず、UA460KAMを名乗っていたそうです。2003年に富士重工業がコーチワークをやめるまで、製造していました。富士重工業のみのボディ製造でノンステップ・Fタイプと呼ばれています。

(名古屋市交通局 KL-UA272KAM改)

KL-UA272のスペック


搭載エンジン:MD92TA(260PS/2100rpm 981N・m/1300rpm 9203cc)
ラインナップ:K尺(WB 4.8m)、K尺改造(WB 5.3m)
搭載トランスミッション:ZF社製4速AT ECOMAT

KL-UA272KAM改

 2003年に富士重工業がコーチワーク終了後、フルノンステップバスの架装を受け継いだのが西日本車体工業で、ノンステップ・Nタイプの販売が始まりました。エンジンは、ワンステップ用のPF6HTA型エンジンを搭載。エンジンを縦置きにし、デフからほぼ水平になるようにし、デフもずらすことによって、リアオーバーハングの低床化が可能になったことで座席を1列多く設定することができるようになりました。スペースランナーRAが販売されるまで、製造されていました。

(名古屋市交通局 KL-UA272KAM改)

KL-UA272(Nタイプ)のスペック


搭載エンジン:PF6HTA(240PS/2100rpm 834N・m/1300rpm 12503cc)
ラインナップ:K尺(WB 4.8m)、K尺改造(WB 5.3m)
搭載トランスミッション:ZF社製4速AT ECOMAT

CNG仕様車

 今まで日産ディーゼル工業製CNG車の多くは、各事業者富士重工業架装の車体で導入していました。 特徴的なのは車上のCNGタンクです。側面から見える台形のガスボンベカバーが印象的です。 内装の特徴としては、前中扉の間はノンステップエリアすべて横向きの座席になっています。富士重工業が事業撤退した後は前述どおり西日本車体工業製のものが多く導入されました。変速機構はZF社製ECOMATの4速ATです。

(名古屋市交通局 KL-UA272KAM改)

(京都市交通局 KL-UA272KAM改 西日本車体工業96MCボディ)

KL-UA272のスペック


搭載エンジン:PU6(250PS/2100rpm 1177N・m/1300rpm 12503cc)
ラインナップ:K尺(WB 4.8m)、K尺改造(WB 5.3m)
搭載トランスミッション:ZF社製4速AT ECOMAT