最終更新日 2017年4月1日
 名古屋市交通局では、2017年の3月を以ってツーステップバスが1年早く前倒しし、全廃になりました。なので、除籍された最後のツーステップバスをご紹介していきます!

いすゞ自動車 エルガミオ KK-LR233J1


除籍されました。
 名古屋市交通局で一番多く残るツーステップバスで、すべての車両の中でも一番多く保有するのがいすゞ車両製のバスです。大型バスの「エルガ」の顔をそのまま中型バスにも利用しました。他の部分はジャーニーK時代そのままの状態です。また、トランスミッションは、マニュアルで今ではいすゞ車の中でも中型唯一になってしまいました。力強いエンジン音が特徴でした。

日野自動車 レインボーRR KK-RR1JJGA


除籍されました。
 日野自動車の中型バスは、KC-代と変わらず、同じボディ、同じシャーシで販売されており、見分けられるような点はありません。名古屋市交通局が保有するバスで最後の"FFシフト"(MTの名前)を搭載した車両で、以降は日野自動車製のものはオートマティックのもので、車種統合した後はいすゞ自動車製のものになってしまったので、搭載されなくなってしまいました。メーグルにもFFシフトを搭載している車両がいますが、市観光文化交流局保有のものになっています。

日野自動車 HIMRU KC-RU1JMCH


除籍されました。
 同世代の日野自動車製大型バスは、みな他事業者へまたは廃車になってしまいましたが、このH-824号車は、HIMRUという低公害バスということもあって、18年間使用されることになって長々生きながらえてきましたが、ツーステップバス全車廃車が決まり、1年前倒しになって今年度廃車になりました。HIMRUの中でも唯一アイドリングストップ&スタートシステムが搭載している車両のようで、県内外でも人気の高いバスですが、愛知淑徳大学の貸切バスや研修車としか使用されず、また、故障が多かったので稼働率が低い車両でした。

日産ディーゼル工業 RM系 KK-RM252GAN


除籍されました。
 名古屋市交通局最後の富士重工業「R18型E」架装の車両で、KC-代のものと変わりありませんが、ABSを搭載している点が他の中型車とは違うポイントです。MN-20号車のみで、富士重工業架装車両が好きなマニアの間でも人気がある車両です。緑営業所に導入当初から配属されており、地域巡回系統によく走っています。トランスミッションはマニュアルです。

三菱ふそう エアロミディ KK-MK23HH


除籍されました。
 この車両は、元々栄758号系統「都心ループ」専用の車両でしたが、平成14年になって一般路線用になり、鳴尾営業所に転入しました。ワンステップバスで、独特のテールが印象的です。

三菱ふそう エアロミディ KK-MK25HJ


除籍されました。
 鳴尾営業所へ配属された車両で、この車両が導入された当初は、三菱ふそう製の車両が殆どを占めていたようですが、現在は多種多様な車両が在籍するような営業所になっています。ツーステップバスで、主に緑区でよく活躍しています。
 このように、営業所の指定車両に合わせて導入されていた車両でしたが、今度の発注では1社のものに統一されてしまいます。バラエティに富んでいましたが、徐々に統一する傾向に向かっているため残念ですが、その分整備も効率的になるので、より安全性、経済性がよくなると思います。